5月21日配信の有料メルマガは、「捜査当局の「見立て」に沿わない記事は決して掲載されない」。オウム真理教在家信者の取材体験をもとに、新聞報道の裏側に迫ります。また最新IT事情では、Facebookの広告モデルについてわかりやすく解説しています。
以下は本文の抜粋から
滋賀県のとある街にオウム真理教在家信者の男性(山田さん=仮名)を訪ね、しかしそこで待っていたのは「帰ってください」という冷たい取材拒絶のことばでした。
事件記者としては、この程度の拒絶で「そうですか」と帰ってしまうことはありません。
しかしそもそも不思議なのは、なぜ山田さんが取材を拒否したのか?ということ。何度も取材を受けたり、自宅に押しかけられたりといったメディアスクラム状態を経験しているのであれば、取材拒否の気持ちはわかります。しかし彼は在家信者としてはまったく無名の存在で、私の新聞社の別働チームである「オウム取材班」も動いていませんでした。おそらく他の新聞社からの取材も受けていないはずです。
加えて彼は「公安の人?」と私に声をかけました。当時の状況であれば国内にいるオウム信者はくまなく警察公安からチェックされていたのはごく当然の流れです。しかしその言い方に、私はなにか不自然なものを感じました。
何かほかに理由があるのでは?と私は考えました。そこでいったんクルマに戻り、近所の公衆電話から信者の自宅電話番号に電話をかけてみました。呼び出し音が何度も鳴らないうちに受話器がとられます。「さっき表でお会いした毎日新聞の佐々木といいます」と静かに伝えると、山田さんはこう答えました。
「すみませんが……公安の人から新聞記者には会うなって言われてるんですよ」
「どうしてですか?」
「言えません」
「とりあえず会っていただけませんか」
「無理です」
問答無用、という雰囲気でした。そして彼は「これからまた出かけないといけないので……」と電話を切りました。
15分後、再び男女が玄関のドアを開けて外に現れました。私は玄関から少し離れた場所で、彼らを見守ります。二人は私に短く目をやり、しかしすぐにクルマに乗り込んで走り去っていきました。ここでクルマを追尾してカーチェイスしたりすると、ますます反発されるだけです。私はそっと二人を見送りました。こちらの姿がちゃんと目に入るように場所を確認しつつ。
あとは持久戦です。運のいいことに天気は薄曇りで、待機するのになんの不都合もありません。私は山田さんの自宅前でずっと立って待ち続けました。長年の夜回りで、住宅街でなにもせずに立ったまま時間をつぶすのは慣れています。
正午過ぎに出かけていった二人が戻ってきたのは、午後5時近い時刻でした。初夏の陽気の中で、まだ日差しは高く夕暮れというのには少し早い時間です。山田さんはクルマから出てくると、私がまだそこに立っているのをギョッとした表情で見やり、そして再び家の中へと入っていきました。
ここからが勝負です。15分ぐらい置いて落ち着いたころを見計らって、もう一度公衆電話から電話を入れます。
「先ほどから外でお待ちしてる毎日新聞のものです」
「参ったな……ずっと待ってらっしゃったんですか?」
(以下はメルマガ本文で!)
他にもコンテンツ満載!
■今週のIT最先端動向
Facebookが上場を控えた直前、自動車大手のGMがFacebook広告を引き揚げるという衝撃的なニュースが走りました。
GMがFbに出している年間1000万ドル(約8億円)の広告費が「効果がはっきりしない」という理由で打ち切られたということです。以下のロイターの記事では、イギリスの広告代理店WPPのCEOがこうコメントしています。「ポテンシャルは高いが、確実とは言えない」「Facebook上でのブランディング効果が示されるには時間を要する」
■焦点:フェイスブック広告効果は未知数、GM掲載停止の影響軽微か Reuters
http://bit.ly/Jl9Ela
そう、今のところFacebookでの広告は「ポテンシャルが高い」というレベルでしかありません。以前から日本国内でも指摘されていることなのですが、クライアント企業がFacebookページを開設し、「いいね」を大量に獲得したとしても、それが今ひとつ購買行動に結びつかないという問題があるのです。つまりページビューとクリック率は高いけれど、コンバージョンが低いというわけですね。
これはFacebookというメディアに内在している問題ではないかと私は考えています。ロイターの記事では、コンサルタント会社の人が以下のような非常に象徴的なコメントをしています。
「GMにとってFacebook広告は、高校にポスターを張るようなものだ。ホールに集まって話をしている時に、誰がポスターを見ようとするだろうか」
FacebookのようなSNSは、個人と個人がフィードでつながっていく網の目のような関係性の上に成り立っています。そこで「ぼくは今日こんな本を読んだ」「私は今日はここに遊びに行ったよ」といったやりとりが行われている。つまりはきわめてプライベートなやりとりが行われ、そのプライベートなやりとりというコンベヤの上で、商品やサービスの情報といったコンテンツが運ばれているとというイメージです。
私は以前『2011年新聞・テレビ消滅』(文春新書、2009年)という本で、「コンテンツ・コンテナ・コンベヤ」モデルを解説しました。これはもともとはグーグルの及川卓也さんが提唱された概念で、メディアを三層モデルで説明するというものです。コンテナは「配信システム」、コンベヤは「媒体」と理解すればわかっていただけると思います。たとえば次のような感じ。
【新聞】
コンテンツ=新聞記事
コンテナ =40ページのパッケージに記事を収め、月額4000円前後で販売するモデル
コンベヤ =新聞紙
【テレビ】
コンテンツ=番組
コンテナ =広告を付与し無料で配信
コンベヤ =電波
これをFacebook上の商品・サービス情報などに当てはめてみると、どうなるでしょうか。
【Facebook情報流通】
コンテンツ=商品・サービス情報
コンテナ =個人と個人がつながる「一対一」のFacebookソーシャルグラフ
コンベヤ =個人と個人の間でやりとりされる近況アップデート
従来のマス広告モデルは、このような構造でした。
【マス広告】
コンテンツ=商品・サービス情報
コンテナ =テレビや雑誌、新聞などの「一対多」のマス広告
コンベヤ =テレビCMや雑誌広告
(以下はメルマガ本文で!)
■今週のライフハック
〜〜自分の人生の「基点」を考え直してみよう
よく言われることだが、フリーランスという仕事はだれも自分の身を守ってくれない。だから仕事も生活も、そして心身も自分で守る必要がある。まずスポーツジムに通い、ランニングと筋力トレーニングに励んだ。体重を落とすために、専門家の食事指導を受けた。もともと私は料理が好きだったので、妻と同居し始めた時から私が毎日の料理番を務めているのだが、毎日の食事のつくりかたを根底から変えた。肉類を避け、スパゲティやパンなどの欧風の食材から、うどんやご飯などの和の食材へと変えていった。旬の野菜の味わいをゆっくりと楽しむようになった。
さらには、伊豆高原にある断食施設に毎年春と秋の二回通いはじめた。この経験は実に鮮やかだった。断食を二日も続けると、空腹が増すごとに感覚はどんどん鋭敏になっていく。特に極端なのが味覚だ。食事代わりに出るシンプルなジュースを味わうと、中に入っている柑橘の味が舌を突き刺すように感じる。断食を終えて出される回復食の薄い味噌汁を口に含むと、舌は鋭敏に昆布の出汁の味を感じる。素材の味に対する感覚が、きわめてクリアになっていくのである。これは日常生活では決して得られない不思議な感覚で、私にとっては驚天動地の新体験だった。素材の味って、なんて豊穣な世界なんだろうと感じた。
われわれの日常の食事は、さまざまな調味料に彩られている。塩、醤油、味噌、酢、オリーブオイル、ハーブ類、スパイス類。さらにはアミノ酸調味料。しかし日本で醤油や味噌が一般に普及したのは鎌倉時代以降とされ、平安時代までは塩と酢ぐらいしかなかった。それだけの情報だと、古代の日本食が貧相なものに思われる。しかし断食体験をしてみると、実はそうではないことが皮膚感覚として実感できる。醤油や味噌さえ知らなかった古代人は、おそらくは私が断食中に味わったのと同じような味覚を、毎日のように体験していたはずなのだ。つまりは調味料がないからこそ、素材の豊穣な味をじっくりと楽しめていたはずで、見た目や構成は素朴だったとしても、驚くほど豊かで鮮烈な感覚に満ちていたということなのだ。
(以下はメルマガ本文で!)
■今週の英語キュレーション
本メルマガ限定で米国の注目IT系記事を紹介!
(たとえば以下のような内容です!)
ニューヨークタイムズの紙面監視を行うオンブズマン(パブリックエディターという呼称です)、アーサー・ブリスベンがNYTimesの良質な長文記事を紹介するキュレーション活動をTwitterで開始したところ、同じようなサービスをNYTimesは編集部の公式アカウントで近くスタートさせるということで、このキュレーションは数時間で終了させられてしまったというお話です。編集部のキュレーションとパブリックエディターのそれが混同されると困るので、という公式コメントがNYTimesから出ています。
この記事の本筋ではありませんが、過去の記事アーカイブスをこのように新聞社側がキュレーションして発信していくというのは、新聞社のビッグデータ活用のひとつの方向性として非常に面白いのではないかと思います。
■Curating NYT long-form a good idea, just not for the public editor
http://bit.ly/JJvy5j
■今週のキュレーション
今週ツイッターで紹介した記事の中から「これは読むべき!」を厳選して紹介しています。
今週のメルマガは全部で2万5000文字あります。
お申し込み方法は二つあります。PayPalでの決済をご希望の方は佐々木俊尚公式サイトへ。またまぐまぐでの購読をご希望の方は、こちらのページへ。
以下は本文の抜粋から
滋賀県のとある街にオウム真理教在家信者の男性(山田さん=仮名)を訪ね、しかしそこで待っていたのは「帰ってください」という冷たい取材拒絶のことばでした。
事件記者としては、この程度の拒絶で「そうですか」と帰ってしまうことはありません。
しかしそもそも不思議なのは、なぜ山田さんが取材を拒否したのか?ということ。何度も取材を受けたり、自宅に押しかけられたりといったメディアスクラム状態を経験しているのであれば、取材拒否の気持ちはわかります。しかし彼は在家信者としてはまったく無名の存在で、私の新聞社の別働チームである「オウム取材班」も動いていませんでした。おそらく他の新聞社からの取材も受けていないはずです。
加えて彼は「公安の人?」と私に声をかけました。当時の状況であれば国内にいるオウム信者はくまなく警察公安からチェックされていたのはごく当然の流れです。しかしその言い方に、私はなにか不自然なものを感じました。
何かほかに理由があるのでは?と私は考えました。そこでいったんクルマに戻り、近所の公衆電話から信者の自宅電話番号に電話をかけてみました。呼び出し音が何度も鳴らないうちに受話器がとられます。「さっき表でお会いした毎日新聞の佐々木といいます」と静かに伝えると、山田さんはこう答えました。
「すみませんが……公安の人から新聞記者には会うなって言われてるんですよ」
「どうしてですか?」
「言えません」
「とりあえず会っていただけませんか」
「無理です」
問答無用、という雰囲気でした。そして彼は「これからまた出かけないといけないので……」と電話を切りました。
15分後、再び男女が玄関のドアを開けて外に現れました。私は玄関から少し離れた場所で、彼らを見守ります。二人は私に短く目をやり、しかしすぐにクルマに乗り込んで走り去っていきました。ここでクルマを追尾してカーチェイスしたりすると、ますます反発されるだけです。私はそっと二人を見送りました。こちらの姿がちゃんと目に入るように場所を確認しつつ。
あとは持久戦です。運のいいことに天気は薄曇りで、待機するのになんの不都合もありません。私は山田さんの自宅前でずっと立って待ち続けました。長年の夜回りで、住宅街でなにもせずに立ったまま時間をつぶすのは慣れています。
正午過ぎに出かけていった二人が戻ってきたのは、午後5時近い時刻でした。初夏の陽気の中で、まだ日差しは高く夕暮れというのには少し早い時間です。山田さんはクルマから出てくると、私がまだそこに立っているのをギョッとした表情で見やり、そして再び家の中へと入っていきました。
ここからが勝負です。15分ぐらい置いて落ち着いたころを見計らって、もう一度公衆電話から電話を入れます。
「先ほどから外でお待ちしてる毎日新聞のものです」
「参ったな……ずっと待ってらっしゃったんですか?」
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Facebookが上場を控えた直前、自動車大手のGMがFacebook広告を引き揚げるという衝撃的なニュースが走りました。
GMがFbに出している年間1000万ドル(約8億円)の広告費が「効果がはっきりしない」という理由で打ち切られたということです。以下のロイターの記事では、イギリスの広告代理店WPPのCEOがこうコメントしています。「ポテンシャルは高いが、確実とは言えない」「Facebook上でのブランディング効果が示されるには時間を要する」
■焦点:フェイスブック広告効果は未知数、GM掲載停止の影響軽微か Reuters
http://bit.ly/Jl9Ela
そう、今のところFacebookでの広告は「ポテンシャルが高い」というレベルでしかありません。以前から日本国内でも指摘されていることなのですが、クライアント企業がFacebookページを開設し、「いいね」を大量に獲得したとしても、それが今ひとつ購買行動に結びつかないという問題があるのです。つまりページビューとクリック率は高いけれど、コンバージョンが低いというわけですね。
これはFacebookというメディアに内在している問題ではないかと私は考えています。ロイターの記事では、コンサルタント会社の人が以下のような非常に象徴的なコメントをしています。
「GMにとってFacebook広告は、高校にポスターを張るようなものだ。ホールに集まって話をしている時に、誰がポスターを見ようとするだろうか」
FacebookのようなSNSは、個人と個人がフィードでつながっていく網の目のような関係性の上に成り立っています。そこで「ぼくは今日こんな本を読んだ」「私は今日はここに遊びに行ったよ」といったやりとりが行われている。つまりはきわめてプライベートなやりとりが行われ、そのプライベートなやりとりというコンベヤの上で、商品やサービスの情報といったコンテンツが運ばれているとというイメージです。
私は以前『2011年新聞・テレビ消滅』(文春新書、2009年)という本で、「コンテンツ・コンテナ・コンベヤ」モデルを解説しました。これはもともとはグーグルの及川卓也さんが提唱された概念で、メディアを三層モデルで説明するというものです。コンテナは「配信システム」、コンベヤは「媒体」と理解すればわかっていただけると思います。たとえば次のような感じ。
【新聞】
コンテンツ=新聞記事
コンテナ =40ページのパッケージに記事を収め、月額4000円前後で販売するモデル
コンベヤ =新聞紙
【テレビ】
コンテンツ=番組
コンテナ =広告を付与し無料で配信
コンベヤ =電波
これをFacebook上の商品・サービス情報などに当てはめてみると、どうなるでしょうか。
【Facebook情報流通】
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コンベヤ =個人と個人の間でやりとりされる近況アップデート
従来のマス広告モデルは、このような構造でした。
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よく言われることだが、フリーランスという仕事はだれも自分の身を守ってくれない。だから仕事も生活も、そして心身も自分で守る必要がある。まずスポーツジムに通い、ランニングと筋力トレーニングに励んだ。体重を落とすために、専門家の食事指導を受けた。もともと私は料理が好きだったので、妻と同居し始めた時から私が毎日の料理番を務めているのだが、毎日の食事のつくりかたを根底から変えた。肉類を避け、スパゲティやパンなどの欧風の食材から、うどんやご飯などの和の食材へと変えていった。旬の野菜の味わいをゆっくりと楽しむようになった。
さらには、伊豆高原にある断食施設に毎年春と秋の二回通いはじめた。この経験は実に鮮やかだった。断食を二日も続けると、空腹が増すごとに感覚はどんどん鋭敏になっていく。特に極端なのが味覚だ。食事代わりに出るシンプルなジュースを味わうと、中に入っている柑橘の味が舌を突き刺すように感じる。断食を終えて出される回復食の薄い味噌汁を口に含むと、舌は鋭敏に昆布の出汁の味を感じる。素材の味に対する感覚が、きわめてクリアになっていくのである。これは日常生活では決して得られない不思議な感覚で、私にとっては驚天動地の新体験だった。素材の味って、なんて豊穣な世界なんだろうと感じた。
われわれの日常の食事は、さまざまな調味料に彩られている。塩、醤油、味噌、酢、オリーブオイル、ハーブ類、スパイス類。さらにはアミノ酸調味料。しかし日本で醤油や味噌が一般に普及したのは鎌倉時代以降とされ、平安時代までは塩と酢ぐらいしかなかった。それだけの情報だと、古代の日本食が貧相なものに思われる。しかし断食体験をしてみると、実はそうではないことが皮膚感覚として実感できる。醤油や味噌さえ知らなかった古代人は、おそらくは私が断食中に味わったのと同じような味覚を、毎日のように体験していたはずなのだ。つまりは調味料がないからこそ、素材の豊穣な味をじっくりと楽しめていたはずで、見た目や構成は素朴だったとしても、驚くほど豊かで鮮烈な感覚に満ちていたということなのだ。
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ニューヨークタイムズの紙面監視を行うオンブズマン(パブリックエディターという呼称です)、アーサー・ブリスベンがNYTimesの良質な長文記事を紹介するキュレーション活動をTwitterで開始したところ、同じようなサービスをNYTimesは編集部の公式アカウントで近くスタートさせるということで、このキュレーションは数時間で終了させられてしまったというお話です。編集部のキュレーションとパブリックエディターのそれが混同されると困るので、という公式コメントがNYTimesから出ています。
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